相手の立場で考えることの難しさ

相手の立場で考えることの難しさ



田辺です。

相手本位。

人間は自分が一番かわいい生き物。
なので、ほとんどの人は基本的には自分本位の考え方が標準です。

これは自分本位がダメとかではなく、
元々人間はそういうもんだということです。

すべては主観的に物事を考える。

自分の思う通りにいかなかったら、
怒ったり、面白くないと思ったりするわけです。

だから、彼女と言い争いをしたり喧嘩したりします。


自分本位だから、
相手を自分の考えの方向性にコントロールしようとして。

ですが、相手も人間です。

と、なると当然相手も自分本位の考えの持ち主。

だから、対峙している相手も
その相手の現実や価値観というのを持っています。


お互いの我のぶつかり合い。

だから、いくらコントロールしようとしても、
結局はコントロールできないわけです。

相手は相手の現実を持っているし、
こっちはこっちの現実を持って生きている。

どちらが正しいとかはありません。



両方、正しい現実です。

だから、相手を受け入れることが重要になってきます。

そして、相手の立場になって物事を考えるということも、
同時に重要になってきます。

相手が何かを主張したときに、こっちがその考えに全く共感できなかったら、
それについて否定したり、論争を起こしたりしますが、
それでは、良い人間関係は生まれません。

相手が持っている価値観や生きている世界を受け入れることによって、
良い人間関係は構築されていきます。

だから、相手が何か主張してこちらとしては、全く共感できなかったとしても、
それは相手の世界の中では正しいと思い込んでいることなので、
まずは、自分の我をなくして受け入れてあげる。

そして相手を理解しようと努める。


相手にわざと負けてあげるのです。
なぜなら、相手は自分が一番かわいいとうことをこちらは知っているから。

知っているので、
わざわざこちらが相手の中で1番になろうとしないのです。

ほとんどの人間は、まず1番に自分。

その次に他者。


この順番はほぼ覆ることはありません。

だから、これを知っているだけで、
他人とのコミュニケーションが物凄く円滑になります。

なぜなら、向こうはこちらのことを好意的に思ってくれるから。

理解されている、自分をわかってくれている。
人間は常にそう思っていたい生き物です。

人は孤独を嫌い、恐怖します。


他人に理解されていることがわかると、
その人に対して心を開きます。

心を開いたときに、良い人間関係。

そして、絆が生まれます。

薄っぺらい付き合いの知り合いが何百人いようが、
強固な絆を構築した人間関係にはかないません。

これは、男も女も変わりありません。

友人もそうだし、パートナーもそうです。

ナンパや合コンをしまくって一夜限りの女性10人より、
しっかりとした信頼関係を構築できている相手と絆を育んだ方が、
自分を成長させることが出来ます。

そちらの方が、より深い人間理解ができ、
結果自分にとってプラスになります。


薄っぺらい関係からは
お互いのメリットのみの付き合いしか生まれません。

しかし、絆ができている関係に
利害のやり取りはあまりありません。

深い人間関係を築くには、相手をまず最初に理解し、
そして、受け入れること。

これが無意識にできるようになると、
自然に良い人間関係、そして薄っぺらい人間関係ではなく、
がっちりと強い絆で結ばれた人間が周りに集まります。

社交辞令で物事を言ってくる人間より、
本音でぶつかり合える人間の方がいいと僕は思います。

今の自分の周りの人間を見てみてどうなのか。

今一度考えてみてください。


もし、自分の周りにそういう人間がいなかったら、
まずは、相手を理解し、受け入れるということをして、
相手の気持ちを汲みとることから始めてみてください。

それは相手本位でもあり、客観的視点でもあります。

そうすれは、時間はかかるかもしれませんが、
自分と他者の関係において良い人間関係が築けますから。


田辺祐希

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2014年11月9日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:人間関係

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